荒井晴彦

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 『映画芸術』の編集後記にしろ『争議あり』にしろ、本当にこんなドラマみたいな毎日がありうるものなのだろうか。そう思ってしまうくらいにこの人の書く日常は面白い。というとちょっと不謹慎かな。
 娘さんの話は上記文献にも時々出てきていたが、

今年四月に入ったアニメ製作会社を辞めたいという問題の続き。仕事らしい仕事をさせてもらえない、妻子持ちに告白された等。ヒマな時間、好きなことしていいか聞いてみろ、給料貰って、シナリオ書いてればいいじゃないかと言ったのだが、部長は空き時間に映画を観に行っても構わない。しかし、常識の範囲でとのこと。これはメリット。しかし、部長はセクハラ男の友だちでフラれて落ち込んでるとか男の味方で、これからもホンを書く指導とかはしないで放任で行くとのこと。それでも出てくる奴は出てくると。まあ、辞めかなとメール返す。娘の、私はお父さんのようになるつもりはないという一行に心乱れる。寂しい。

 アニメ制作会社に入社されていたらしい。個人的には、4月に入ったばかりの新入社員に仕事らしい仕事をさせてもらえないと言われても会社の方が困るんじゃないかと思うが。
 しかし「私はお父さんのようになるつもりはない」。やっぱりシナリオライターってそういう職業なのね。